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エピソードTVillage Theater 鑑賞体験リポート
yescokeさんの手による、大作映画のプレミア上映や舞台挨拶で有名なMann Village TheaterでのEpisode1鑑賞記録。2005年3月にいただきました。
yescokeさんありがとう!

1999年5月19日朝7:30。(LAには5月17日に到着済)
ついにこの日が来ました。旧3部作をリアルに映画館で鑑賞できなかった小生にとって、
長く待ち焦がれた日です。
ダウンタウンのフィゲロア・ホテルを出発し、別ツアーで来ている仲間が待つリーガル・
ビルトモア・ホテルへ向かいました。そこそこの距離がありましたが、街中の観光を兼ねて
歩いて行く事にしました。
天気は上々、朝のすがすがしい空気のなか本人は意気揚々とオフィス街に繰り出したわけですが、その日はダースモールのでかい顔プリントが入った真っ赤なTシャツ、リュックにベイダー卿のライトセーバーを差し込んでといういでたちだったので、周りの雰囲気からは浮いていたことと思われます。

まあそんなことは気にせずずんずん歩いて行いていくと、途中、ホームレスのおばちゃんが
血相を変えて歩み寄ってきて、小生が手に持つカメラを指差し「そいつを飲ませて!」
みたいなことを言うのです。なになに?怖いっつの!
というのも実はこれ、ウケ狙いでコカコーラの缶を模したカメラを手持ちで歩いてて、これがぱっと見が本物の缶に見える代物ですから、おばちゃんにはコーラを飲みながら歩いていると映ったのでしょう。

で、「これはカメラっすよ」とレンズを出して撮影モードにして必死に説明、おばちゃんには申し訳ない思いをさせてしまったという余計なサイドストーリーを織り交ぜつつ、無事仲間と合流してウェストウッドへ出発しました。
タクシーを使い、ハイウェイにのって渋滞に遭うこともなく、すんなり30分ほどでMann Villageに到着。
ちなみに料金は3人でワリカンして一人$10〜15程度でした。

到着して見た光景はまさに圧巻。インターネットの行列サイトで中継してた光景と同じようにベッド?を持ち込んだり椅子に座ってたりして並んでいるではないですか。
おもしれー!これこれこの雰囲気。日本では味わえないノリですよ。これを体験するために来たんですよ!

行列の人数も2,000人くらいで、さすが何もかもアメリカサイズ!と訳のわからない感心をしつつ、順番をキープしていただいてる現地日本人の方とも無事合流し、次回開演まで一緒に待つことに。
先頭から50人目くらいというとても恵まれた位置で感謝しきりでした。

そこからの待ち時間にはいろいろな出来事があって、とても楽しい思いをしました。
コカコーラ缶カメラがやたらウケて、貸して貸してという周りの人達とすぐにフレンドリーになれました。
ほかのJediやSith(単にライトセーバーを持ってる人)とチャンバラやりました。
突然TV局が取材に来て、小生のところにライトセーバー持って何かやってといわれたものだから、舞い上がって剣道の面のような縦の素振りをしてしまいました。
beyond.comという企業のプロモーションで全身真っ青にペイントした野郎を中心に行列の先頭のほうの人達だけで集合写真を撮られ、そのメーカーのTシャツとSWのPCゲームももらいました。
レイア姫のコスプレをしたキャペーンガールからダースベイダーPETSをもらいました。

SWのオープニングの曲をガンガン鳴らす車も来たりとお祭り騒ぎのうちに入場の時間になりました。
入り口で待ち構るTVカメラに手を振りながらいよいよ映画館内部へ突入です。
鼻息荒く足早に歩いて入ったドアの向こう側には、今で見たこともない超空間が!!
最大500人規模の映画館しか入ったことのない小生にとって1,300人収容のその空間は反則でした。
何も映ってないスクリーンに、その大きさだけで圧倒されてしまいました。

ようやく席についた観客ではありますが、予告編が始まる前までおとなしくしてるはずもなく、チャンバラで暴れたり、あちこちで大声を上げて笑いが起こったりととにかく落ち着きがありません。
小生も立ったり座ったりソワソワしてたのですが、さすがにスクリーン前のチャンバラに参加する勇気はでず、モジモジしながら座席に収まって喧騒を眺めておりました。

そうしてひとしきりざわめいたあと、照明が落ち・・・
オースティン・パワーズの予告編にみんな大ウケし、息をひそめてTHXの音響デモに聞き入り、20世紀FOXのファンファーレ、ルーカスフィルムのロゴが表示され、静かに「A long time ago,・・・」。
息詰まる一瞬ののち、一気に暗闇に浮かんだ大迫力の「STAR WARS」!
全身鳥肌を立て、夢中で拍手し、新サーガの始まりに立ち会えた幸せに酔いしれていきました。

ちなみに当然日本語字幕が出るわけがなく、内容については、それはもう何がなんだか(笑)。
とりあえず登場人物はある程度知ってたのと、画面展開でピンチなのかどうかくらいは分かりましたが。

初日初回の状況は分からないので、こんなところしか書けなくてすみません。
昼近くの回でもこれだけの盛り上がりを見せたのですから、初回はもっとすごかったでしょうね。
それと設備ですが、音響・スクリーンの大きさは申し分なく、座席も日本人にとってはゆったりできるサイズとスペースがあったので良かったですよ。前席の人の頭は、ちょっと気になりましたが。


レイアのコスプレをしている女性は、ソフトウェアのプロモーションで来ていた 方です。